ハーレーを制するクラッチワーク
ハーレーで低速旋回すると「ガクガク」と車体がゆれて、コントロールできない・・・
これが理由で、Uターンや交差点での右左折時、あるいはヘアピンカーブなどを上手くクリアできない・・・
このような悩みを持っているハーレーライダーは、少なくありません。
あなたは、クラッチワークを目的を持って練習されたことはありますか?
もちろん、教習所で免許を取得する時、最初に学ぶべきことはクラッチワークだったかもしれません。
なぜなら、クラッチワークがなければ発進ができないからです。
実はこのクラッチワークこそ、ハーレーの大排気量2気筒V型エンジンを自在に操る特有のテクニックなのです。
大排気量2気筒V型エンジンは、そのピストンの1ストロークが大きいため、一回のストロークで得られる推進力は一般的な4気筒マルチエンジンに比べ、大きいものになっています。
たとえばヘアピンカーブなどで、時速10km程度まで落とすと、ギアが1速であっても「ガクガク」と車体を大きく揺さぶって、非常にコントロールしにくくなります。
たいていのライダーは、それがイヤなので、クラッチを切ってしまいます。
バイクはスポーツバイクであれアメリカンバイクであれ、クラッチを切った駆動力を与えていない状態は不安定になります。
さらに、タイヤにある程度の荷重をかけておかないと、スリップしやすく転倒しやすい状況にもあります。
このような状況を回避するため、どんなに低速状態であっても、アクセルはやや開けた状態で固定、それをリアブレーキで抑えこみつつ、タイヤに常に駆動力をかけ続ける必要があります。
そして、ハーレーでこの状態をつくると車体が「ガクガク」と揺れ動き、コントロールが困難になります。
そこでクラッチワークが必要になってきます。
ハーレーでの極低速域での旋回は、
1.アクセルはある程度開けておく
2.半クラッチで駆動力をある程度タイヤに伝えつ、エンジンが滑らかに回る回転域を保持する
3.エンジン回転を抑え、安定させるためリアブレーキで押さえつけて調整する
などの操作が必要になってきます。
2.の操作がスポーツバイクにはない、もう一つのハーレー特有のテクニックなのです。
クラッチワーク、特にクラッチがつながるかつながらないかの微妙な操作は、クラッチレバーのほんの数ミリの動きで決まってしまいます。
まずはご自身の愛車で、この数ミリの絶妙な位置をアクセルを使わずアイドリングのままで、シフトアップして体得してみてください。
絶妙かつ繊細なタッチでクラッチをつながないとエンストしてしまいます。
この練習は、クラッチのつながるかつながらないかの微妙な位置を体得していただくために、ぜひ実践していただきたい練習です。
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