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記事投稿日 : 2020/06/17 ハーレー・ライディング上達法 ブログ 荷重操作

【入門編】荷重移動とセルフステア

今回の動画では、ライダーの体格・体力に関わらず
大きく重たいハーレーの車体の動きを一瞬で変化させ、
ハーレーの潜在性能や旋回性をかんたんに引き出せる、
荷重移動の正体とその使い方、加えてセルフステアについて紹介!

【入門編】荷重移動とセルフステア
マシン潜在性能・旋回性をかんたんに引き出す方法

1.荷重移動とは?

荷重とか荷重移動・・
よく聞かれる言葉かもしれませんが、
実際のところ荷重と言うものをイメージできない、
的確にどういうものか説明できない方は
多いのではないでしょうか?

かんたんに言うと荷重とは・・
・車体が路面に加える力
・ライダーが車体に加える力
の大きく二つになります。

今回詳しく説明するのは後者になりますが、
ライダーが車体に加える力である荷重にも、さらに細かく、
・シート荷重
・ステップ荷重
・タンク荷重
などが存在します。

ライダーが行う荷重として一番重要で、
今回の話のメインになるのはシート荷重となります。
通常の直進走行でのシート荷重状態から、
加速・減速・旋回といった、
車体の動きを変化させたいときに、
荷重位置を動かすことが
荷重移動ということになります。

つまり、安定して加速・減速・旋回状態に
車体の動きを変化させるために、
適切なタイミングで適切な位置へ
荷重移動を行えばいいのです。

2.加速時・減速時の荷重移動

加速・減速の際の前後方向の車体の動きの変化に対し、
ライダー自身がその動きに合わせて荷重移動することで、
ライダーと車体がより一体感を図れ
操作性を向上させることができます。

例えれば、競走馬に乗った騎手が、
馬の歩調の動きに合わせ大胆に身体を動かすことで、
騎手の身体が静止したように見えます。
この動きによって、人馬の一体が図れ、
騎手だけでなく走っている馬にとっても、
安定した走りやすい状態を作り出すのです。

騎手が馬にしがみついていたら、
馬の動きに振り回され、
乗馬できる状態ではなくなるのは想像に難しくないですが、
バイクの場合も同じことが言えます!

特にワインディングなど加速・減速を繰り返す状況では、
この前後方向の荷重操作を積極的に行うことで、
安定した走りを引き出すことができるのです。

3.加速時の荷重移動方法

加速時には前輪の荷重が減少し、
フロントが浮き上がるような状態になります。
フロントフォークを良く見ると、
加速時には伸びる方向に動いているのがわかります。

一方、ライダーの身体は
停止状態の位置にとどまろうとする、
つまり前進する車体に対し、
置いて行かれる状態になります。
身体が後ろに置いて行かれている状態では、
的確なマシンコントロールはできません。

対策として上体は前傾姿勢をとることで、
ライダーの身体を後方に置いて行く方向に働く
慣性力に対抗することができます。

また、上体前傾でライダー重心を前方に移動させることで、
加速による前輪荷重の減少を抑え、
車体の挙動を安定させる効果があります。

このとき大胆に上体を動かし、
荷重移動させることが大切です。

4.減速時の荷重移動方法

減速時には前輪の荷重が増え、
フロントが沈み込む状態になります。
この時のフロントフォークは、
沈み縮む方向に動いています。

一方、ライダーの身体は
減速する車体に対し、
走行の慣性力でそのままの速度で
前方に前のめり状態になります。
その動きを抑えようと、
身体を両腕を使いハンドルで支えてしまうと、
車体の前輪荷重をさらに増加させ、
フロントフォークの沈み込みを
さらに増やしてしまいます。
ハンドルを抑えてしまうと、
セルフステアを阻害するため、
安定した減速をコントロールはできなくなり、
制動距離を短くすることができません。

減速時は、加速時とは逆に、
上体が前方へ向かおうとする慣性力に対する姿勢として、
上体を後ろに移動させながら、
腹部を後方に引っ込め、猫背にします。

減速時には、極力ハンドルに
体重をかけないようにしたいため、
強いニーグリップを使い下半身で上体を支えます。
左手を離していてもブレーキングできる状態、
つまり強制的にハンドルで体重を支えられない状態でも、
減速・加速できるようなニーグリップを完成させます。

5.旋回時の荷重移動とセルフステア

ハーレーは、ハンドル切れ角が
大きい特徴を持っています。
一見、大柄で重たい車体から、
小さな旋回が苦手そうに思えるハーレーですが、
この大きなハンドル切れ角によって、
正しくハンドル操作を行えば、
大きく重たい車体は
小さくコンパクトに旋回できます。

しかし、左右ステップが低い位置にあるため、
車体を傾けすぎると簡単に地面を擦ってしまい、
旋回速度を高めることが難しくなります。
そのためハーレーは車体傾斜・バンク角を深め
旋回速度を高めるライディングより、
しっかり減速して旋回速度を抑え
小さくコンパクトに旋回する乗り方が適しています。

小さく素早く車体の向きを変えることで、
早くアクセルを開けることができ、
エンジンパワーを活かした
素早い加速ができるようになります。
カーブはゆっくり、しかし素早く向きを変える、
そして加速は鋭くといった
メリハリのあるライディングを行うのが、
ハーレーの特性・特徴に合っていて、
カッコいい乗り方と言えるでしょう!

大きなステアリングを十分に使って
小さく効率的に旋回・向きを変えるには
セルフステアを利用します。
セルフステアを効果的に引き出すには、
左右方向への荷重移動を行えばいいだけです。
二輪車には旋回側に荷重移動することで、
ライダーがハンドルを切るような意図的な
入力をしなくとも、ステアリングが切れ
車体バランスを保って小さく旋回する特性があるからです。

間違ってもよくやりがちな、
無理にハンドルを切ったりする入力操作や、
車体を傾けるなどの動作をしてはいけません。
車体の旋回バランスを崩してしまうだけです。

旋回時には車体の倒し込みに先行して、
曲がりたい方向へライダー上体を傾斜させることで、
シートへのライダーの体重、
荷重を旋回方向に移動させます。

これにより、セルフステアを
引き出しやすくなることから、
ハーレーの最大の特徴である
大きなステアリング切れ角を使い
向きを変えることができます。

セルフステアを使って走るメリットは、
車体を大きく傾けなくても
車体の向きを変えられることです。
ハーレーは車体傾斜角・バンク角が小さいため、
このステアリングで曲がる技術は、
大きく重い車体を小さくコンパクトに
向きを変える便利な方法でもあります。

また車体を傾けて曲がるほど、
転倒のリスクが高まりますので、
傾けずにステアリングで曲がることは
より安全な技術となります。

6.旋回時の荷重移動方法

練習方法は、公道の交差点やカーブ、Uターンで、
車体は意図的に傾けないように、
上体を傾斜させることによって、
ステアリングを切らせ曲がります。

その時の旋回速度によって、
ステアリングの切れ角が変わり旋回半径が決まります。
旋回速度が速ければ、ステアリングの切れ角は小さくなり、
旋回半径は大きくなります。
旋回速度が遅ければ、ステアリング切れ角が大きくなり、
旋回半径は小さく、より小回りします。
その旋回中の注意点ですが、
荷重移動以外の車体入力は何もしないこと、
セルフステアで勝手に
車体がバランスするのに任せることです。

旋回速度によってステアリング切れ角、
ハンドルの回転量が変わりますが、
両肩のラインを回転しているハンドルラインに
並行に合わせること。
つまり、旋回速度が遅い、
旋回半径が小さい小旋回ほど、
肩ラインは旋回側に回転することになります。

さらに、頭を旋回方向に回転し向けて、
広い視野を確保します。

車体は意識して傾けなくても、
荷重移動のための上体傾斜に追従して傾いてきます。
旋回中は荷重移動のために傾斜した上体と、
追従した車体の傾斜角度・位置関係を保つことです。
そのために、旋回中はニーグリップによって、
人車を一体にしておくことです。

ありがちなのは、
上体の傾斜を荷重移動のきっかけにするのでなく、
下半身主導で車体を倒しこんでしまうことです。
結果上体が起き上がったリーンアウトのフォームになり、
移動した荷重が戻ってしまいます。
車体の傾斜角の割にせっかくの
セルフステアが引き出せなくなります。
小さく旋回できないだけでなく、車体が傾き荷重の抜け、
転倒のリスクが高まるので注意が必要です。

 

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