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記事投稿日 : 2020/06/05 ハーレー・ライディング上達法 ブログ ライディング全般

【トライカーナ上達測定】ライディング3要素:止まる・曲がる・加速するをレベルアップ

今回の動画では、ライディングの3要素
「止まる(減速する)」「曲がる」「加速する」
の全てを含んだこのトライカーナを取り入れることで、
上達度合いを効果的に確認しながら
レベルアップする練習方法を紹介します!

【トライカーナ上達測定】ライディング3要素:止まる・曲がる・加速するをレベルアップ

1.「トライカーナ」という競技

トライカーナという競技は、
横25m×縦15mの間隔に並べられた
4本のパイロンの周りを
図のようにAからDのパイロンの順に
A:左ターン、B:右ターン、C:右ターン、D:左ターン
を行い周回していきます。
スタートおよびゴールは指定のエリア内で発進、停止し、
途中BからCパイロンまでの直線では、
別途所定のパイロンの間を通り抜けます!

実際のタイム競技では、これを2周する
発進から停止するまでのタイムを競います。

今回紹介する動画では、競技ではなく
トライカーナのタイム計測を、
練習の効果測定として使っているので
2周ではなく1周タイムで計測しています。

2.トライカーナ練習の目的

ものごとの上達には、
今の実力を計測することが必要です。
実力を数値化・定量化することで、
上達の有無、欠点・課題が
客観的に見えてくるからです。
逆に、数値を定量的に改善することで、
感覚的、印象的な定性的改善も図れます。

トライカーナは闇雲に飛ばしても、
無理してターンに突っ込んでいっても
タイム短縮につながりません。
「止まる」「曲がる」「加速する」といった
ひとつひとつの操作の質を高めながら
丁寧に精度高く行うことが必要になります。

たとえば終日練習・トレーニングの
前後でタイム計測してみると、
自身のイメージ以上に大幅に
タイムが短縮できていることがあります。
逆にイメージとは裏腹に
タイムに反映されていないこともありますが
数字はうそをつきません!
これが定性的なイメージではなく、
定量的なタイム計測で
技術アップを確認する重要性なのです。

トライカーナでは車種特性や経験、
技術レベルによって
タイム差が出てくるのは当然であり、
競技でない限り他人とタイムを比べることに
あまり意味はありません。
トライカーナを取り入れる練習の目的は、
前回のタイム計測より、
どれだけ自身のタイムが短縮できたか否か、
その理由、原因をタイム測定を通じ
確認することにあるのです。

3.トライカーナ攻略ポイント

それでは、トライカーナを攻略するポイントを
いくつか紹介していきましょう!

①「止まる(減速する)」

まず、当たり前のことですが、タイム短縮には
4つのターン進入およびゴールでの停止までの
制動距離をできるだけ短縮すること。
特に安全&コンパクトにターンできる速度に
的確に安定して減速することです。
日頃の減速・急制動練習が、
てきめんに結果に現れてきます。

②「曲がる」

タイム短縮を意識して、無理して突っ込むと、
オーバーランして大回りしてしまい
タイムロスにつながります。
また旋回速度が高いと旋回半径が大きくなり、
素早く車体の向きが変わってくれません。
また、旋回速度が速いと遠心力も強まり、
車体傾斜角(バンク角)も大きくなり、
ハーレーでは車体を擦ってしまったり、
転倒リスクが高まってしまいます。
旋回速度を十分に落とし、
小さな旋回半径でパイロンそばを
ターンすることを目指しましょう。

③「加速する」

いくら「止まる」や「曲がる」が理想的にできても、
この「加速する」ができないと
タイム短縮にはつながりません。
安心してアクセルを開けられる直線で
しっかりアクセルを開けた
メリハリある走りが望まれます。
もっとも「止まる」技術を高めることで、
安心してアクセルを開けて
「加速する」ことができるともいえます。

④「ライン取り」

さいごにライン取りです。
それぞれのターンの立ち上がりで、
ラインを膨らませないのが
タイム短縮のポイントです!
そのためには、向きを変え終わり、
加速体勢に入る立ち上がりポイントが、
パイロンに最も近づいている
ライン取りが望ましいのです。

パイロンのすぐ側で加速ができると、
走行ラインを最短にしながら、
つぎのターンまでに最も長い直線を確保できる、
つまり安心して加速&減速に集中できる
直線を長く確保できるわけです。

注意点として車体向きが
加速する直線に向く前に
アクセルを開けないことです。
ともすると、早くターンを終えて
加速に入りたい気持ちから
車体向きが変わり切っていない状態、
まだ前輪しか加速直線に向いていない瞬間に
アクセルを開けてしまうと、
確実にラインは膨らんでしまいます。
アクセルを開けるのは、
車体向きが変わるまで待つことです。

「止まる」「曲がる」「加速する」の
ライディング3要素をシンプルかつ確実に
改善しステップアップするトライカーナ、
ぜひ、練習に取り入れる、
もしくは我々と練習してみてはいかがでしょうか?

 

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