低速域でのエンジンパワーコントロール法
低速トルクが強大な大型マルチエンジンや、低回転時に振動が出やすいビッグツインエンジンは、誰にも低速域での扱いが難しいもの。
ライディングの原理原則は変わりませんが、車種特性に応じたライディングを理解することは重要で、メリットを引き出す引き出しを持つと、車種にかかわらず操れるようになるのです。
低速域のコントロールが難しいというのは、エンストしない一定の駆動力を保持できていない、アイドリング回転数を安全領域まで上げていないのが原因です。
大型バイクで低速走行、低速旋回の場合、アイドリング回転数を1.5倍程度に高め保持しておけば、おおよその車種でエンストによる失速や、低速トルクによるギクシャク感はコントロールできます。
逆に言えば、この技術が身についていないと、いくらほかの技術を身に付けても低速コントロールできません。
これが、“速く走るより、遅く走る方が難しい”所以です。
方法論としては、右手中指を使って、やや開けたアクセルを固定することです。
難しい方法に感じるかもしれませんが、それは単にやったことのないことの違和感です。
特段センスも、体力も必要な技術ではないので、日頃から渋滞時の低速走行や、交差点の右折・左折旋回時にアイドリング回転×1.5を意識していれば、それほど時間がかからずに無意識に身に付けられます。
方法として、ブレーキレバーを引かないように、レバー上部を中指でしっかり抑えながら、人差し指と親指で遊びを取りつつ、ほんの少し絞るようにして固定します。
はじめは回転数をメーターを確認しておきますが、そのうちエンジン音と振動で、メーターを見ずとも適正回転数で固定できるようになるはずです。
この「アクセル開度一定固定」ができるようになったら、基本的にリアブレーキとクラッチワークを中心に速度調整をすればいいです。
歩くような速度以下に減速する場合、フルロックに近い極低速旋回する場合には、さらに半クラッチの加減で速度を抑えればいいでしょう。
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