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ビッグツインエンジンを簡単にする「フリクションゾーン」の正体とは?

ハーレーのようなロングストロークのビッグツインエンジンの場合、
低速で安定して走るにはクラッチ操作が不可欠です。

これは他のスポーツバイクなどが、発進とシフトチェンジの際、
そして極低速走行時以外にクラッチを操作することがないのと、
大きく異なることです。

そのため一般乗用域の右左折やUターン、
そして小旋回や低速コーナリングなどでは、
ビッグツインエンジンのその大きなトルクが、
かえって低回転域でノッキングぎみに振動に変わってしまい、
ギクシャクした乗りにくいものにしてしまいます。

一般的にクラッチ操作とは、「半クラッチ」をイメージしますが、
トルクフルなロングストロークツインエンジンの場合、
これを「ゾーン(領域)」として捉えると、実に使い勝手の良い機能になります。

これはライテクDVD『ライド・ライク・ア・プロ』の中で紹介されている
「フリクションゾーン」というクラッチの使い方です。

これが、私が2014年11月からハーレーのライディング練習を始めて、
2015年1月、フロリダで開発者のジェリーから直接指導を受ける時までに、
ハーレー最重量クラスの「ウルトラ」を扱えるようになった理由です。

動画はその時の現地トレーニングの様子を撮ったもので、
前を走るポリススタイルが私です。




取り回しの難しさをほとんど感じさせずに、
400kgを超える大きく重い車両をスムーズに扱っていると思いませんか?

3か月前の10月に、私のハーレーのライディングのぎこちなさを見ていたスタッフが、
この動画を見てびっくりしていたほどです。
その理由は、この「フリクションゾーン」のテクニックを身に付けたからに他なりません。

通常クラッチ操作がほぼ不要なスポーツバイクの場合、
アクセルを一定に開けながら、リアブレーキを引きずり、
速度、駆動力を調整していくのがやさしく確実です。

しかし、ロングストロークツインエンジンの場合、
これだけでは少しでもエンジン回転を落とす低速走行では、
エンジンの回転がバラつき不安定になり、
スムーズな走行が難しくなるため、半クラッチ操作によって
このエンジン回転のバラつきをいなしてあげるわけです。

ハーレーなどのロングストロークツインエンジンの場合、
逆にハンドルが遠く幅広く、特に左旋回の場合の難しいアクセル操作や、
ストロークが大きすぎ、繊細な加減操作の難しいリアブレーキ操作に代わり、
クラッチを「フリクションゾーン」として使えば、
駆動力を左手のクラッチレバーの加減だけで変化させられるので、
アクセル操作とリアブレーキ操作を同時に行うことに比べ、
身につけてしまえばこれ意外と簡単なのです。


練習方法として、直線走行でエンジン回転を、
ハーレーの場合では1500回転程度に一定にて、
クラッチのつなぎ加減で速度を変える練習を行います。
クラッチを滑らすほど速度は遅く、
つなげて駆動力を伝えるほど速度が速くなりますね。
これを「フリクションゾーン」の中で行うわけです。

くれぐれも、エンジン回転数がノッキング気味になりギクシャクしない、
安定した回転域にしておくのが、「フリクションゾーン」操作の目的です。

エンスト→転倒の恐れのない、直線路で練習され、
「フリクションゾーン」を使う感覚を身につけてみてください。

記事投稿日:2015/04/24