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ハーレー・ライディング上達法

#8:ハーレー実践ワインディング攻略法

今回の【ハーレー・マスターへの近道】の第8回目のテーマは
もっと安全に快適にハーレーでワインディングを楽しむ
ハーレー実践ワインディング攻略法についてお話しします。

【ハーレー・マスターへの近道】#8:ハーレー実践ワインディング攻略法




ハーレーでは難しいと思われているワインディング走行ですが、
すでにライディングの基礎を身につけられたなら、
ワインディングでの効果を実感していただくことができるでしょう。
これまで確認してきたハーレー特性を使って、
ワインディングを攻略してみましょう。

1.3つのコーナリングフォーム

リーンウィズ

リーンウィズとは車体のほぼ中心
ライダー上体があるフォームであり、
最もオーソドックスかつバランスの取れたフォームです。
車体の傾きにあわせて上体を傾斜させることで、
ライダー重心位置を車体のほぼ中央におくことになります。


リーンアウト

車体の傾きより上体が起き上がっている、
車体のセンターの外側にライダーの重心があるフォームです。

メリットとしては、ライダーの上体の運動量が少ないため、
比較的ライダーにとってなライディングフォームです。
また、上体が起きているため、見通しきかないカーブでは
先の路面状況を確認しやすいフォームになります。

一方、車体の傾きが大きくなるため、
バンク角が深くないハーレーでは、
ステップや車体の一部が接地しやすいフォームです。


リーンイン

車体の傾き以上に上体が傾き、
車体のセンターの内側にライダーの重心があるフォームです。

メリットとしては、同じ半径のカーブ同じ速度であれば、
他のフォームに比べ車体バンク角は少なくなります。
したがって、ステップが接地しにくく、
またウエットや路面が荒れている
転倒リスクを減らすのに有効となります。

デメリットは、ブラインドカーブで見通しが悪くなること、
上体の移動が大きく運動量が多いため、
左右に小刻みな切り返しを繰り返す
ワインディングには不向きであることです。


2.リーンアウトの危険性

ハーレーはステップ位置が低いため、
もっとも車体を傾けるリーンアウトのフォームは
車体の一部が接地しやすくなります。

そしてリーンアウトのフォームは
ライダー荷重がシート内側に移動しにくいため、
セルフステアを引き出しにくく、
ステアリングが切れない曲がらないフォームでもあります。
さらに後輪荷重が抜けやすいため、
滑りやすい路面では転倒リスクの高いフォームになります。

車体が傾くことへの恐怖心から、
本能的に上体が残ってしまい、
結果車体だけが傾斜しているリーンアウトに
なっている例はとても多いものです。

以上のリーンアウトのデメリットを理解して、
適材適所でこのフォームを使うようにしてください。

3.場面別コーナリング攻略法

ハーレーバンク角が深くないため
コーナリング速度を高められない一方で、
ステアリング切れ角が大きく、
それを使えば旋回性が高められます。
たとえコーナリング速度は遅くとも、
コンパクトに短い時間で向きを変え、
直線を長く取りしっかり加速する
メリハリのあるライディングを目指します。

使用するギアは基本2速、
旋回速度が相当高い場合は3速を利用します。
理由は、後輪駆動力および後輪荷重を保ち、
車体および、路面とタイヤグリップを安定させるためです。

左カーブ

左カーブでの注意点はコーナリング後半で
ラインを膨らませ反対車線にはみ出さないことです。
コーナリングの前半に向き変えを早めてしまうと、
早めに走行ラインがインについてしまい
後半にラインが膨らんでしまいますので、
クリッピングポイントをカーブ後半に取るようにします。

右カーブ

右カーブのリスクは大きく2つ、
対向車との接触のリスクと、
曲がりきれないオーバーランのリスクです。
だからこそ、クリッピングポイントを
カーブ後半に取るライン取りを実践して、
コーナリング中盤にセンターラインに近づかないこと。

カーブなりにだらだら向きを変えるのではなく、
素早くコンパクトに向きを変え、
カーブ後半で安全を確認したら、
できるだけ早く立ち上がり加速に移ります。

上りカーブ

上りカーブではしっかりと後輪に駆動力を伝えていないと
失速しやすく、後輪荷重が抜けやすくなります。
そのため失速しないよう低めのギアを選択し、
アクセルをやや開けてエンジン回転を挙げて固定、
後輪荷重を高めることで後輪の路面とのグリップを高め、
かつ安定したコーナリングが可能となります。

下りカーブ

下りカーブブレーキング制動距離が長くなり、
重量のあるハーレーではその傾向が強くなります。
よって、平坦なカーブ進入より、
十分手前からのブレーキング開始を心がけてください。

またコーナリング速度が上がりやすくなりますので、
その場合はリアブレーキを少しひきずることで速度を調整し、
合わせて後輪荷重を高め車体安定を図ってください。

S字カーブ

S字カーブでは、最初のカーブの入り方、ライン取りで
次のカーブのライン取りの選択肢の多さが決まります。

ありがちなラインでは、
ひとつめのカーブで早めにインについてしまうことで、
短時間で向きを変えられず、結果的に出口で膨らんでしまします。
次のカーブへの進入もインにつくラインになってしまい、
ライン取りの選択肢も制限され、
カーブ出口で膨らむオーバーランリスクが大きくなります。


理想的なラインでは、カーブの奥に向き変え地点をとり、
そこで小さく一気に向きを変えます。
そして早めに立ち上がって
次のカーブまでの直線を長くとりしっかり加速を行います。
次のカーブでも同様に奥に向き変え地点を取っていきます。

ヘアピンカーブ

ヘアピンカーブを苦手にしている理由として、
先の見えないカーブが多いこと。
左ヘアピンでは曲がり切れずに、
後半対向車線にはみ出しそうになること。
また、失速して倒れこんでしまいそうなこと、
立ち上がりで後輪が滑りそうで、
怖くてアクセルを開けられないことなどがあげられます。

ヘアピンカーブの走り方で重要なことは
直線的にカーブに進入すること、
十分減速したら必要以上に車体を傾けることなく、
セルフステアで旋回性を引き出します。
カーブ奥で小さく、一気に向きを変えてしまい
早く直線的に加速すること。

その際、失速・転倒を防ぐために、
ギアは2速ないし可能なら1速を利用して
エンストしない回転数を維持した状態で固定、
リアブレーキを一定に引きずりながら、
速度を調整してください。

ハーレーでのワインディング走行は難しいものではありません。
実践的なワインディング走行は、
その基本操作のまさに応用だからです

 

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記事投稿日:2020/03/06